株が経済に与える影響のイラスト画像

株は経済ととても密接な関係であり、株価の変動によって企業の価値も変わり、様々な影響や動きが起きる可能性があります。株と経済についていろいろと考えていきましょう。

アリババ株はIPO時の簿価に近づくと好転かも

アリババは中国のネット通販の大手となっていますが、2014年末にニューヨーク証券取引所で上場を果たしています。上場後のアリババ株は投資家の注目が集まっていたために、簿価は100ドルぐらいになっているケースが増えています。しかし、2015年に入るとアリババは自社の通販サイトでの模造品の問題がクローズアップされました。その結果として、2015年の後半には株価が60ドルを割る状況が出ています。また、2016年の始めには中国の景気不安が強まった結果、中国企業であるアリババ株は急速に売られて、再び株価は60ドルに迫る動きを見せています。2度に渡ってアリババ株はIPO価格を大きく下回る60ドル近くになり、IPOで購入した投資家の中では処分売りを余儀なくされた可能性があります。しかし、需給環境としては60ドル付近でダブルボトムを付けたことで、株価の出直りが起こっています。アリババ株は8月以降は急激に上昇をして、100ドルを上回る状況が出てきています。価格が100ドルを超えるようになると、IPO付近で購入した投資家の簿価と同程度になってきます。そのため、今後は一層需給環境が良くなっていくことが予想されます。価格が110ドルを超えるようになると上場来の高値を取ることになり、もう一段の価格上昇が見込めるようになるからです。近年のアリババにおいては、売上げが前年同期比で5割伸びる高成長を続けています。こうした高成長を株価が折り込むようになれば、価格の大幅な上昇が期待できます。また、アリババではメディア事業などへの投資も積極化しており、新たな収益源が生まれてくる可能性があります。こうした新規事業の拡大によって業績が伸びれば、さらに市場での評価が高まっていくことが考えられます。